今日の一言:20(コスモポリタン)
「できる研究者になるための留学術 アメリカ大学院留学のススメ」
著者はイエール大学教授で主に地球内部物理学が専門の是永淳先生です。
海外の大学院進学に興味があるなしに関わらず、研究に携わる人には読んでおいて損がない本だと思います。
是永先生のアメリカ留学生活がありありと書かれていて、ドラマを見ているかのように楽しく、そして興味深く読み進められます。
その中で、私の中で特に心に残る文面があったので記しておきます。
是永先生の東京大学在学時の指導教官であった玉木賢策先生とのやりとりの場面です。
「私が留学することが決まったとき、玉木先生に『是永くんには<コスモポリタン>になってほしいですね』と言われたのを思い出す。『コスモポリタンとはいったいどういう人でしょう?』と尋ねると、『アメリカに行っても変にかぶれたりせず、たとえば日本人からのメールには日本語でちゃんと敬語を使って答えるとか、そういう基本的なことができる人です』との答えが返ってきた。一つの文化に流されず、多文化を深く理解して生きていく大切さを、平易な表現で教えてくれたのだと思う。私が真のコスモポリタンになれる日は、いつか来るのだろうか。」
残念ながら玉木先生は2011年に62歳の若さで亡くなってしまったそうです。
私は玉木先生にお会いしたことはありませんが、教えはこのように受け継がれているのだと感じましたし、お人柄が感じ取れるエピソードだなと思いました。
私もコスモポリタンでありたいです。
その前にまず英語をもっと勉強しろという話ですが。。