今日の一言:19(科学のあり方)

北海道での生活4年目となりました。早いものです。まだまだ個人的にはやりたいこと、やれていないことがたくさんあるので、一つ一つ頑張っていきたいものです。。。あまり投稿頻度は上がりませんが、せっかく個人のwebページを維持してますので、備忘録的に引き続き何かあれば残しておきたいなとは思っています。業績等の更新についてはresearch mapの方が便利な気がするので、こちらはより個人的な(組織見解とは全く関係のない)内容で細々と投稿できれば思います。

 

「地形・地質学は推測や可能性の上に成り立っている解釈の科学である。」ということを、今日の一言:3(地形・地質学について)で述べましたが、それに関連して「科学」のあり方について述べられている文献の一節を記載しておきます。

 

泊次郎:プレートテクトニクスの拒絶と受容 戦後日本の地球科学史
あとがき より
「科学とはただ一つの真理を求める活動である」と理解している人も少なくないようですが、自然を理解するにはさまざまな解釈がありえます。その解釈には、そのときどきの社会・政治情勢や科学者集団内部の権力・利害関係などさまざまな要素がからんできます。科学とは自然を忠実に模写したものではありえず、科学者集団による社会的な営みとしての側面を持つものなのです。「日本でのプレートテクトニクスの拒絶と受容」というフィルターを通して見えてきたのも、そうした現実味のある科学でした。現在進行中の科学もこうした社会的なさまざまな要素がからみ合って営まれていることを、理解して欲しいと思うのです。

物事を多面的な見方で冷静に判断できる人間でありたいなと感じました。